最高のコーヒー淹れ方レシピ

コクとバランスを楽しむ マンデリン中煎り豆の台形ドリッパー（カリタ式）淹れ方

Tags: マンデリン, 中煎り, ペーパードリップ, 台形ドリッパー, カリタ, 淹れ方

最高のコーヒー淹れ方レシピへようこそ。このサイトでは、コーヒー豆の種類や焙煎度に合わせて、ご自宅で美味しいコーヒーを淹れるための実践的なレシピをご提案しています。今回は、インドネシア・スマトラ島産の代表的な銘柄であるマンデリンの中煎り豆に焦点を当て、台形ドリッパー（カリタ式ドリッパーなど）を使った淹れ方をご紹介します。

マンデリンは、その独特な土っぽい風味やハーブのような香り、そして何よりも深いコクと複雑な甘みが特徴です。特に中煎りのマンデリンは、そのコクを残しつつも重すぎず、バランスの取れた豊かな味わいを楽しむことができます。台形ドリッパーは、抽出速度が安定しやすく、初心者の方でも比較的容易に美味しいコーヒーを淹れることができる優れた器具です。この記事では、マンデリン中煎り豆の魅力を最大限に引き出す、台形ドリッパーでの淹れ方を丁寧にご説明します。

この淹れ方に必要なもの

マンデリン中煎り豆を台形ドリッパーで淹れるために、以下のものをご準備ください。

具体的な淹れ方手順

それでは、マンデリン中煎り豆を台形ドリッパーで淹れる具体的なステップをご紹介します。

  1. 準備をする

    • 台形ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、フィルターの圧着部分を互い違いになるように折ります。
    • お湯を沸かし、抽出に使うお湯とは別に、ドリッパーとサーバーを温めるための少量のお湯を用意します。
    • サーバーの上にフィルターをセットしたドリッパーを置き、準備しておいた温め用のお湯をフィルター全体に回しかけ、サーバーに落とします。これはフィルターの紙臭さを取り除き、器具を温めるためです。サーバーに溜まったお湯は捨ててください。
    • スケールの上にサーバーとドリッパーをセットし、スケールをゼロ表示（0g）にします。
    • マンデリン中煎り豆20gを中細挽きにします。ペーパーフィルターに挽いた粉を入れ、ドリッパーを軽く揺すって粉の表面を平らにならします。
    • 抽出用のお湯を準備します。マンデリン中煎りには、一般的に90℃前後のお湯が適しています。ケトルでお湯を沸かし、適温になるまで待ちます。

  2. 蒸らしを行う

    • スケールの表示を確認しながら、粉全体が湿るように中心から外側へ向かって、お湯をゆっくりと30g注ぎます。粉が膨らみ始めます。
    • お湯を注ぎ終えたら、タイマーを開始し、20〜30秒ほど蒸らします。この「蒸らし」の工程で、コーヒー粉に含まれる炭酸ガスが放出され、その後の抽出でコーヒーの成分がよりスムーズに引き出されます。粉全体が均一に湿っている状態を目指します。

  3. 抽出を行う

    • 蒸らしが終わったら、メインの抽出を開始します。粉の中心から小さく「の」の字を描くように、静かにお湯を注ぎ始めます。
    • 注ぐお湯の速度は、粉の表面が常に濡れている状態を保ちつつ、ドリッパー内のお湯の量が粉の層から大きく上がりすぎないように調整します。台形ドリッパーの場合、お湯を注ぐ穴が3つ（一般的なカリタ式）あり、抽出速度が比較的安定しやすい特徴があります。
    • スケールで総湯量を確認しながら、3分〜3分30秒を目安に、目標の湯量300g（蒸らし30g＋抽出270g）に達するように注ぎます。焦らず、一定の速度で注ぐことが大切です。
    • 目標湯量に達したら、ドリッパーにお湯が残っていてもそのままサーバーから外します。最後の数滴まで待つと、雑味が出やすくなることがあります。

  4. 完成

    • サーバーに抽出されたコーヒーを軽く揺すって濃度を均一にします。
    • カップに注げば、マンデリン中煎り豆のコクとバランスが楽しめる一杯の完成です。

美味しく淹れるためのポイント・コツ

まとめ

今回は、独特のコクとバランスが魅力のマンデリン中煎り豆を、初心者にも扱いやすい台形ドリッパー（カリタ式）で淹れる方法をご紹介しました。豆の量、挽き目、湯温、抽出時間といった要素を適切にコントロールすることで、ご自宅でも美味しいマンデリンコーヒーを楽しむことができます。

ご紹介したレシピを参考に、ぜひマンデリン中煎り豆を使ったコーヒー淹れに挑戦してみてください。繰り返し淹れることで、ご自身の好みに合った微調整のコツも掴めてくるはずです。美味しいコーヒーと共に、豊かな時間をお過ごしください。