最高のコーヒー淹れ方レシピ

バランス良いコロンビア中煎り豆の味わいを フレンチプレスで楽しむ淹れ方

Tags: コロンビア, 中煎り, フレンチプレス, 淹れ方, レシピ, 初心者

コロンビア中煎り豆の魅力をフレンチプレスで味わう

コーヒー豆の産地によって異なる風味や特徴は、淹れ方によってさらに引き立てられます。今回は、バランスの良さが特徴のコロンビア中煎り豆を使い、その個性をストレートに表現するフレンチプレスでの淹れ方をご紹介します。

フレンチプレスは、金属フィルターを使用し、豆とお湯を一定時間浸漬させてからプレスすることで抽出する器具です。この方法では、コーヒー豆の持つ油分や微粉がほどよく残り、口当たりがまろやかで、豆本来の風味を豊かに感じられるコーヒーに仕上がります。特にコロンビアのような、酸味、甘み、苦味のバランスが良い中煎り豆は、フレンチプレスで淹れることで、その繊細な風味を損なうことなく楽しむことができます。

この記事では、コロンビア中煎り豆をフレンチプレスで美味しく淹れるための具体的な手順と、初心者の方でも簡単に実践できるコツを解説します。この記事を参考に、ご自宅でコロンビア中煎り豆の豊かな味わいをフレンチプレスでお楽しみください。

この淹れ方に必要なもの

コロンビア中煎り豆をフレンチプレスで淹れるために必要なものはこちらです。

具体的な淹れ方手順

フレンチプレスでコロンビア中煎り豆を淹れる手順を追って解説します。

  1. 準備:

    • フレンチプレスを温めておきます。サーバー部分に少量のお湯を入れ、数秒置いてから捨ててください。器具を温めることで、抽出中にお湯の温度が急激に下がるのを防ぎ、安定した抽出を助けます。
    • コロンビア中煎り豆20gを計量します。
    • お湯を90℃に準備します。沸騰したお湯を一度ケトルに移すなどして、少し冷ますと良いでしょう。

  2. 豆を挽く:

    • 計量した豆をコーヒーミルに入れ、フレンチプレスに適した粗挽きにします。粗挽きとは、グラニュー糖よりも少し大きい粒度を目安としてください。細かすぎるとフィルターの目を通り抜けやすく、微粉が多くなりすぎて舌触りが悪くなるため注意が必要です。

  3. フレンチプレスにセット:

    • 温めておいたフレンチプレスのお湯を捨て、挽いたコーヒー豆を底に入れます。
    • スケールにフレンチプレスを置き、表示をゼロにします。

  4. お湯を注ぐ:

    • 準備した90℃のお湯を、粉全体が湿るようにゆっくりと注ぎ入れます。まず少量（50g程度）を注ぎ、30秒ほど蒸らします。
    • 蒸らし後、残りのお湯（250g程度）を、粉全体に均一に行き渡るように静かに注ぎ入れ、合計で300gになるようにします。

  5. 浸漬（抽出）:

    • お湯を全て注ぎ終えたら、タイマーをスタートさせます。
    • 粉がお湯に全て浸かるように、スプーンなどで軽く撹拌します。この時、底までかき混ぜすぎないように注意してください。
    • プランジャー（蓋）をサーバーにセットしますが、この時点ではまだプレスしません。フィルター部分がコーヒーの液面に触れるか触れないかの位置に留めます。

  6. プレス:

    • タイマーが4分を経過したら、プランジャーをゆっくりと、一定の力で一番下まで押し下げます。この時、無理な力を加えたり、途中で止めたりしないようにしてください。プレスにかける時間は15秒から30秒程度が目安です。

  7. 完成:

    • プレスが終わったら、すぐにカップにコーヒーを注ぎます。フレンチプレスの中にコーヒーを長く置いておくと、抽出が進みすぎて風味が損なわれる可能性があります。

美味しく淹れるためのポイント・コツ

これらのポイントを押さえることで、コロンビア中煎り豆のバランスの取れた風味、特に甘みや柑橘系の酸味、ナッツのような後味を、フレンチプレスならではの豊かな口当たりと共に楽しむことができるでしょう。

まとめ

今回は、バランスの良い味わいが特徴のコロンビア中煎り豆を、フレンチプレスで美味しく淹れる方法をご紹介しました。

フレンチプレスは、豆の個性をダイレクトに感じられる抽出器具です。粗挽きしたコロンビア中煎り豆を使い、適切な湯温（90℃）と浸漬時間（4分）を守って淹れることで、その豆が持つ繊細な甘みや酸味、そして滑らかな口当たりを最大限に引き出すことができます。

今回ご紹介した手順やポイントは、あくまで基本的なものです。お好みに合わせて、豆の量やお湯の温度、浸漬時間などを少しずつ調整してみるのも良いでしょう。ぜひこのレシピを参考に、ご自宅でコロンビア中煎り豆の美味しいフレンチプレスコーヒーを淹れてみてください。