最高のコーヒー淹れ方レシピ

コロンビア中深煎り豆のコクとバランスを引き出す フレンチプレス淹れ方

Tags: コロンビア, 中深煎り, フレンチプレス, 淹れ方, レシピ

フレンチプレスは、コーヒー豆本来の個性や風味をそのまま味わえる抽出器具として、世界中で親しまれています。特に、コロンビアの中深煎り豆は、その持つチョコレートのような甘い香りと、しっかりとしたコク、そして心地よいバランスの取れた酸味が特徴です。フレンチプレスで淹れることで、これらの魅力を余すところなく引き出すことができます。

このレシピでは、コーヒー初心者の方でも簡単に、安定して美味しいコロンビア中深煎りコーヒーを淹れられるよう、具体的な手順とポイントを解説します。このガイドに沿って実践することで、ご自宅で本格的な味わいをお楽しみいただけます。

この淹れ方に必要なもの

コロンビア中深煎り豆をフレンチプレスで美味しく淹れるために必要な器具と材料は以下の通りです。特別な技術は必要ありませんので、ご安心ください。

豆とお湯の比率は「豆1gに対してお湯15ml」を基本としていますが、お好みに合わせて調整してください。今回は初心者向けに、豆20gに対してお湯300mlのレシピで進めます。

具体的な淹れ方手順

フレンチプレスを使ったコロンビア中深煎り豆の淹れ方をステップごとに解説します。

  1. お湯を準備する ケトルに水を入れ、沸騰させます。今回のレシピでは約90℃のお湯を使用しますので、沸騰後1分ほど待つか、温度計で測りながら温度を調整してください。お湯はコーヒー豆全体に均一に浸透させることが重要です。

  2. コーヒー豆を計量し、挽く コロンビア中深煎り豆をスケールで20g計量します。フレンチプレスには「粗挽き」の豆を使用します。コーヒーミルで豆を挽いてください。粗挽きとは、ザラメ糖のような粒の大きさです。もし挽いてある豆を使用する場合は、必ずフレンチプレス用に挽かれたものを選んでください。

  3. フレンチプレスを温める フレンチプレスに少量のお湯（分量外）を注ぎ、器具全体を温めます。こうすることで、抽出中のお湯の温度が下がりにくくなり、安定した抽出が可能になります。温まったら、そのお湯は捨ててください。

  4. 粗挽き豆を入れる 温めたフレンチプレスに、計量した粗挽きコーヒー豆20gをそっと入れます。粉が均一になるように、フレンチプレスを軽く揺らしても構いません。

  5. 少量のお湯を注ぎ、蒸らす 準備した約90℃のお湯を、まず少量（豆全体が湿る程度、目安として50ml程度）注ぎます。お湯が豆全体に行き渡るように、スプーンなどで軽く混ぜても良いでしょう。タイマーをスタートさせ、このまま30秒ほど蒸らします。豆からプクプクと泡が出てくるのは、コーヒー豆に含まれるガスが放出されているサインです。この蒸らしによって、コーヒーの成分が抽出しやすくなります。

  6. 残りのお湯を注ぎ、待つ 蒸らしが終わったら、残りのお湯250mlをタイマーを見ながらゆっくりと注ぎます。お湯を注ぎ終わったら、フレンチプレスの蓋をかぶせますが、プランジャー（押し下げる部分）はまだ押し下げないでください。

  7. 抽出する タイマーが残りのお湯を注ぎ終わった時点からスタートし、今回は4分間抽出します。この間、コーヒーとお湯が十分に触れ合い、コーヒーの成分が抽出されていきます。

  8. プランジャーを押し下げる 4分経ったら、プランジャーをゆっくりと、力を入れすぎずに底まで押し下げます。急いで押し下げると、粉が舞い上がったり、フィルターの隙間から微粉が出てきたりする可能性があります。

  9. カップに注ぐ プランジャーを押し下げたら、すぐにコーヒーをカップに注ぎます。フレンチプレスに入れたままにしておくと、過抽出が進み、雑味が出やすくなるためです。

美味しく淹れるためのポイント・コツ

まとめ

このレシピでは、コロンビアの中深煎り豆をフレンチプレスで淹れる方法をご紹介しました。フレンチプレスは手順がシンプルで、豆の持つ個性をストレートに味わえるのが魅力です。今回ご紹介した手順とポイントを参考に、ぜひご自宅でコロンビア中深煎り豆のコクとバランスの良い風味をお楽しみください。豆の種類や焙煎度によって最適な淹れ方は異なりますが、基本的な考え方を理解すれば、様々なコーヒー豆でフレンチプレス抽出をマスターできるはずです。